クリエイジ コラム ◆ 一週一冊良い本を読もう ◆ -264ページ目
<< 前のページへ最新 | 260 | 261 | 262 | 263 | 264

ヒルズな人 ホリエモン

 近鉄バッファローズやフジテレビジョンの買収騒動で世間の耳目を欹たせたライブドアの堀江貴文社長は“ホリエモン”として一躍時代の寵児と化している。本人名の著作も既に十指に余るが取り上げ本も賑やかだ。


 先週土曜日(4/30)の朝日新聞では人気作家の島田雅彦とカリスマ・ディーラーの藤巻健史もコラムで“遣り手”ぶりを俎上に載せている。


 ファッション・センスも含めて斑模様の毀誉褒貶にその行方や如何?


(推薦書籍)
ライブドア堀江貴文の常識-ホリエモンになる方法、教えます。
間違いだらけのホリエモン嫌い-堀江貴文の発想「金と夢はこうしてつかめ」
ホリエモンへの挑戦状-若者が夢を持てる国造りをしよう!!
ヒルズな人たち-IT業界ビックリ紳士録
ほやじ日記

外交

 ゴールデンウィークは外交週でもある。国会は休会となり政治家は海外に出かける。小泉純一郎首相はインド、パキスタン、ルクセンブルグ、オランダ、安倍晋三自民党幹事長代理、町村信孝外相、麻生太郎総務相は米国、山崎拓首相補佐官は中国を訪問した。


 貿易立国である日本としては、各国と自由貿易協定(FTA)を含めた経済連携協定(EPA)を締結することが急務である。とりわけ国境を接し、歴史上、戦争より平和のときが数十倍も長く、顔形、体形、書く漢字さらに話す英語もほぼ同じ中国や韓国とは、トップ会談による関係修復、FTAやEPA締結が最重要と思う。

(推薦書籍)
ソフト・パワー-21世紀国際政治を制する見えざる力
グローバル化で世界はどう変わるか-ガバナンスへの挑戦と展望
ヨーロッパの統合とアメリカの戦略-統合による「帝国」への道
帝国としての中国-覇権の論理と現実 現代国際関係論

子ども減少

 4月1日現在、15歳未満の子どもは1765万人と前年より15万人減少し、総人口に占める割合も過去最低の13.8%となり、少子化が進んでいる。最近、鯉のぼりを見ることも少なくなりさびしい限りである。実は速報ベースでは、この数か月、出生数より死亡数が多く、人口減少が進んでいる。


 少子化から多子化への変革が21世紀の日本最大の課題であり、意識改革(子どもは家庭にとっても社会にとっても大切であり、子育てには社会的支援が必要)、制度改革(子ども減税、保育・教育一体サービスなど)、組織改革(子ども省などへの統廃合)が急務である。

(推薦書籍)
子育ての社会化をめざして 少子化時代と私たち
多子青春化-日本の生きる道
少子化社会白書 平成16年版
「人口減少経済」の新しい公式-「縮む世界」の発想とシステム

発明新登録制度

 政府は6月10日にまとめる「知的財産推進計画2005」に、特許出願前の発明を登録・証明する新制度を創設することを盛り込み、2010年までに実現を目指す。背景には、特許出願と新登録制度の2本立てにすることによる、特許審査のスピードアップと企業の訴訟リスクの軽減にある。


 また、世界特許の実現を目指して、日米欧の特許審査結果を相互認証する仕組みの構築を提案する。資源のない日本の最大の財産は日本国民の創造性であり、ものづくりと情報づくりを支援する、知財立国のための制度づくりが期待される。

(推薦書籍)
クリエイティブ・コモンズ-デジタル時代の知的財産権
知的財産ファイナンス-特許・著作権等を活用した資金調達手法
知的財産マネジメント-戦略と組織構造
図解でわかるデジタルコンテンツと知的財産権 改訂版

憲法改正

 今日は58回目の憲法記念日であり、今年で戦後60年となり、憲法改正論議は高まりつつある。20世紀後半は戦争回避と民主主義化や福祉国家化の時代だった。21世紀はテロ、犯罪、災害や事故からの安全の確保、官から民へ、中央から地方へ、グローバル化の時代と思う。


 前回の明治憲法から日本国憲法への改正時には米国人の知恵を借りたが、今回は日本人の英知を集めたい。時代にあった憲法改正に向けて、国民一人ひとりの知恵と議論を期待し、数年後の憲法改正に関する国民投票に備えたい。当時、描いたものはこの20年の間にほとんど実現した。

(推薦書籍)
二十一世紀日本国憲法私案-新しい時代にあった国づくりのために
憲法学説に聞く-ロースクール・憲法講義
国家と自由-憲法学の可能性
「平和と人権の時代」を拓く
憲法 第2版
憲法改正-読売試案2004年
日本国憲法

バンダイ、ナムコ統合

 バンダイとナムコは今秋にも経営統合する。


背景には、少子化により国内エンターテインメント市場の縮退、

ブロードバンド事業での競争力強化、海外展開があると思う。

1980年代にハイテク玩具について議論したことがなつかしい。

当時、描いたものはこの20年の間にほとんど実現した。

 玩具やゲーム事業を立ち上げた、任天堂の山内溥(77歳)、

バンダイの山科直治(97年没、享年79歳)、ナムコの中村雅哉(79歳)、

タカラの佐藤安太(81歳)などの創業者達はビジネスの最前線を去り、

世代交代の中でエンターテイメント業界の再編が進む。

(推薦書籍)
日本発イット革命-アジアに広がるジャパン・クール
音楽・ゲーム・アニメコンテンツ消滅
ドキュメント知財攻防-著作権ビジネスを支配するのは誰か?
コンテンツビジネスマネジメント

愉しい経済学

愉しい経済学

 女優の壇ふみは経済学を専攻して何を学んだかを問われ、アダム・スミスの誕生日(6月5日)が自分と同じなのを知ったことと答えたエピソードを軽妙なエッセイに仕立てている。

 当節は経済学識でマスコミに売り出す学者商売が隆盛を極めているが、巷に溢れる言説は聖俗真贋綯い交ぜで御都合主義的な変わり身も少なくないようだ。接する側でも見誤らないためにはそれなりに見識を養わなくてはならない。

 言葉の真の意味で“面白くてためになる”格好の書が新装版で登場する。本棚にあるのが嬉しくなる本で家族みんなが愉しんで学べる。


(推薦書籍)
◆ レモンをお金にかえる法 “経済入門”の巻  (新装版)
◆ 続 レモンをお金にかえる法 “インフレ→不況→景気回復”の巻 (新装版)
◆ エコノミストは信用できるか
◆ スティグリッツ入門経済学 第3版

JR事故

 JR福知山線の脱線事故で死者が107人確認された。

原因は定時運行に戻すためのスピードの出し過ぎであった。

電車はバスや飛行機と比べ定刻通り運行されることに期待が

大きいが、安全を無視した速度違反には危険が一杯である。

 自動車で雪道をスピード出し過ぎてスリップしてヒヤッとした

経験がある。また、プラットフォームを猛スピードで通り過ぎる

回送電車に吸い込まれそうになったこともある。体調や心理

状態が悪い時のヒューマンエラーを大事故にしないための

2重、3重の仕組みづくりが必須であろう。

(推薦書籍)
やさしく学べる信頼性手法-未然防止のための設計ツール
未然防止の原理とそのシステム-品質危機・組織事故撲滅への7ステップ
技術分野におけるリスクアセスメント

本をじっくり読む時間をもってますか?

最近 本をじっくり読む時間をもってますか? 

何を読んだらいいか わからず、雑誌ばかりよんでませんか?


コラムの中で興味をもったものを、ぜひ読んでみてください。


パソコンで読みにくい ものも 書籍 なら読みやすい!


気になる本があったら、ビジネス書のネット書店 クリエイジ  へ


 ここから 会員登録(無料) もできます 


クリエイジってどんな会社?


こちらのサイト でも紹介されています。 ぜひ

<< 前のページへ最新 | 260 | 261 | 262 | 263 | 264